いろいろな講演会やディスカッションさせていただく場に参加させて戴く機会が増えてくる中で、気になっている事があります。

「地域における”当事者意識”」 というものです。

国レベル、県レベル、市レベル、各自治体レベルで地域の課題を解決しようと議論され、予算が投下され、批判を受け、更に議論をしという流れになっています。

このような議論をする際の参加者は
地方創生の参考にすべき事例で出てくる方々、
その方々を参考にして全国を視察し議論をする方々の大きく2種類です。

この2種類のグループにはいることで、気になり始めたのは
当事者としての関わり方、当事者としてのあり方です。

地方創生という問題意識は、国が旗振り役となって
日本国民全体が当事者であるというようなテーマであり、意味があります。

しかし、当事者としてのあり方、関わり方を考えるにあたって、
当事者が当事者たるためには、「関係あるだけではダメ」なのです。

1.当事者意識がなく、関わってもいない人
2.当事者意識がなく、関わっている人
3.当事者意識を持ち、関わっていない人
4.当事者意識を持ち、関わっている人

この4種類の方が地域には存在します。
しかしながら、1という人は実は存在しません。

正しくは
1.(現時点で)当事者意識を持つ機会がなく、自らが既に関わっていると気づいていない人
です。


当事者としての関係という意味では、私自身、宮崎県民であり宮崎市民であり、都城市出身であり、宮崎で働く人であり、宮崎で家庭を持つ人です。そして地域の構成員です。

私自身も、地域の課題について当事者なのでしょうが、当事者意識を持っていないと評価されてしまう点、また関わっていないこともあると思います。


それは、それがあたりまえだと思ってることで、問題意識を持つ機会がないともいえます。
問題に気づいていないのです。
そうなるとそれは、関わっていない人という扱いなってしまいがちですが、
そうではなく、”気づいていない”ということなのです。

1.(現時点で)当事者意識はなく、関わっていると気づいていない人
2.当事者意識がなく、関わっている人
3.当事者意識を持ち、関わっていない人
4.当事者意識を持ち、関わっている人


この4つの分類される存在について自分なりに言語化してみたいと思います。
4回に分けて書いていきます。



ちなみに、このような私自身がこの”当事者意識の4分類”に問題意識を持ったのは、宮崎市の委員をさせて頂きつつ、会社において新卒・中途採用をしつつ、日々投資の判断や撤退の判断を行っているような日々の中で、
ミヤバレーを一緒に立ち上げた、W斎藤さん それぞれの活動などから学んだ点です。

W斎藤さんの一人、地域×クラウドファンディングのFAAVOを立ち上げている一人の斎藤さんの活動から。
・ゆるやかな郷土愛を持ちながら、地元を離れた人が求める関わり方というマーケットを切り出し、マッチングマーケットを作り上げた点
・FAAVO自体が、当事者意識を持った人が関わり方について、支援者(サポーター)に提案するという仕組み

これは、FAAVOにて大きな資金と支援者(サポーター)を獲得し、その過程で当事者意識を持つ機会を提供し、且つ関わっていくという成功事例を作っていることからも明確です。

この代表的事例といえるのがW斎藤のもう一人のNPOまちづくりGIFTの代表をしている斎藤さんの活動です。

FAAVOの成功事例でもありますが、斎藤潤一さんがプロデュースした「子ども達に豊かな自然を残す!林業再生への挑戦、国産杉の工芸品を世界へ!」というモデルです。

目標金額250万円に対して、最終的にサポーター212人から合計325万円の支援金があつまり、日南市が誇る飫肥杉(おびすぎ)工芸品を世界に知ってもらうことを目的に、ギフトショーである「NY NOW」に出展する費用を獲得しました。
この効果は、PR効果だけではなく、日南市に関わる在住の方、出身の方に故郷の資源を再認識させるインナープロモーションの効果が大変おおきかったと考えています。


この2人の方が取り組まれているのは、
「当事者意識を持つ機会をつくり、関係があることを気づかせる」
そして
「関わる方法を提示し、関わりはじめる」
というところまでをスキーム化していることです。


より詳細の4分類を次回からまとめてみます。