三菱総合研究所が主催し、今こそ、地方自らが自らの未来を創造し切り開いていくときであり、それこそが日本の成長につながっていくとして、自主研究として未来社会提言研究「地方創生」をとりまとめられて、未来読本「フロネシス」として発刊されています。

 今回は、この発刊を記念して「地方創生」をテーマとしたシンポジムが開催され、私 土屋も登壇させていただきましたので、そちらについて感想をまとめてみました。

シンポジウムの詳細はこのような感じです。

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基調講演の小宮山理事長の「地方創生とプラチナ社会」
”プラチナ社会に向かうことこそ、地方創生に繋がると考える”
・量的に飽和した社会において求めるのは質的満足
・高いQOLを実現する社会(=プラチナ社会)を目指すのは自然な帰結
・経済成長も地域起点で創造型需要の掘り起こしすることで可能

東大の玄田教授の「地域で見つけた希望学」
”自分の希少価値がある場所(地方)を若い人は気づき、求める”
・今の若者は、明確な希望が見えなくなっているが、不幸ではなく生活には満足し、
 将来に対しては悲観的。
・都会から地方への流れをどう作っていくかが重要であり、
 それはUターンではなく、ヴィクトリー・ターンとも言えるVターンである。
 都会でスキルも成功体験も持った人材が地方で必要とされ活躍する地方への移動。
・地域再生のためには、(活躍する場の存在する)実際の情報を若い人に提供すること。


控室で、玄田先生とは大変楽しく話をさせていただき、
玄田先生は講演の中で、今回のテーマのモデルケースとして 土屋を参考に話をしていただきました。
その結果、私のパートでは 私が宮崎に戻った理由やその背景なども説明させて頂きました。

三菱総研報告は、主席研究員の白戸さんによる「地方圏で60兆円を創出する」というものでした。

”多様な地域資源を活用した新作業の育成やまちのリニューアル、今後の高齢化社会への積極的な対応で2030年までに地方圏で60兆円の新たな付加価値の創出が可能”

・自律的・持続的な変革の連鎖〜成功への4つの取組方針〜
 ・地域資源の最大活用
 ・多様な人々による共創
 ・ホリスティック(包括的)なモンダイカイケツ
 ・選択と集中

・産業・ひと・まちづくりとそれを支える地域・行政構造の変革
 ・風土共創で自律的な産業変革(風土共創業の提案)
 ・起業マインドの醸成する教育導入と次世代地域人材育成による地域イノベーションの実現
 ・産業を孵化するまちづくり
 ・地域構造・行政構造の変革を〜200の都市圏〜

という概略だけをピックアップしましたが、詳細はこちらから確認してみてください。
未来社会提言「地方創生」−自律的・持続的な変革の連鎖により60兆円の付加価値創出−


 個人的な感想としては、どうしても現状の地域ではキレイ事ばかりが並べられ、どの地域も同じことを言っているようなイメージ。また、このような話を講演会でする人は、実際に地域で働いていたり、地域でお金を生み出していたり、多くの人を巻きこんで経営していない人ばかりな印象です。
個人コンサルみたいな人が それっぽくキレイ事や小さな事例を すばらしい話術で広げている印象です。
地方の人は、そういった話を好んで聞かれるイメージを持っています。実際に、その人がどれだけ具体的に地域社会に経済価値を産んだり、運営していたりいるのかが見えないまま、しらないまま、学んでいるような印象。。。ちょっと心配。


ちょっとパンチが弱いかもしれない、とはいえ 全体の空気を作り広げていくには これも大事な活動なのだろうとポジティブにとらえていたりもします。


さて、次は
大変有名な 島根県海士町の山内町長 と 高松丸亀街商店街振興組合の古川理事長、そして 土屋による パネルディスカッションです。

海士町の山内町長の教育と産業の取り組み。丸亀町商店街の不動産と稼ぐまちづくりの話は、有名なエピソードを直接 伺う機会で刺激的でした。


登壇して、話をさせて頂いた感想は

お二人ともビジネスマンであり、一定規模のビジネスを作り・回したことのある経験者だからこその視点、行動、仕掛なのだなとハラオチしました。



私自身としては、自らのUターンのポイント(東大 玄田先生からのフリに応えた)、私がアラタナで企画・立上げ・運営しているマーケティング部門、特に 離婚率の高い宮崎で働きたいママ達をコアターゲットとした、ウェブライターの採用、育成、シゴトしていただいて、支払うという仕組みについて話をさせて頂きました。

スポット的な取り組みではなく、ベースとなる新規事業の立上げに1年かけて立上げ。
2年目からはウェブライターという職種として、これから需要が伸びるマーケットにフォーカスし、スキーム作りと採用・育成、そして現在約50名近い人材との契約、年度内には100人を越す方と契約し、1日1時間からでも在宅で働くことで、多い人は10万円近いお金を払うことができる仕事を作ったこと。

若い人材に 公務員や地域の大企業で働くという選択肢以外を提示するためのインターンシップの積極展開、そして地元で育ち、地元で就職したメンバー向けの 東京への期間限定でのインターンシップとなる”クロスターンシップ”企画の背景と実施内容。

共同代表として立ち上げている ミヤバレーでの2020年100人のチャレンジャー育成。

の話をさせて頂きました。

最後にコメントさせて頂いたのですが、

人材育成と地域外からお金を引っ張り、地域内でお金をまわす仕組みを創ること。
これを作ることが一番大事!